第2回「とりあえず」

2023年09月06日

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出来上がったプランを考えると、「あの親方しかいないよな」と。

この親方、旦那の独立と同時期に独立した親方。旦那の独立時、土地を購入して頂いたお客さんでもあり、事務所の内装も手掛けて頂きました。

ましてや同じ町内会。「声をかけないわけにはいかないよね」と、旦那と奥さん。 

                

旦那、奥さんの手前、とりあえず、一応&etc、建替えの姿勢を示すため、お願いする親方に、     

「自宅の建替えなんだけれど、できる?」

って聞いてみる。この時期、数年がかりの仕事を抱えていることも聞いているし、

またいつも忙しい親方で2年先位まで 仕事が詰まっているのを承知の上。断られる前提の旦那。                          

親方 「いつもお世話になっている旦那さんの為なら何とかしますよ」と。                    

旦那「え⁉いやいや、あんまり無理しなくても…」  

徳俵いっぱいまで追い詰められる。  

        

 

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(まあ、現金で建てられるわけないので銀行に相談してみよう。どうせ断られるだろう。年も年だし)    

ということで取引先の信金に打診する。法人の少ない立地の支店。大口貸出の柱の一つが住宅ローン。

信金担当者大張り切りで受付する。                                

後日、信金担当者「事前審査通りましたので、本申請に必要な書類を用意してください」        

旦那目玉飛び出し、あご外れ、鼻水だらだら…           

 

これが第2章。

 

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